第43回政経リスク研究会

日程:2025年2月6日(木曜日)17:30~18:30                                             場所:NBクラブ(東京都中央区銀座8-5-6 中島商事ビル tel.03-3571-7636)                       講師:小野 甲太郎 氏 テレビ朝日 ディレクター

題目: 「転換期の日本政治~変化の兆しをどう捉えるか」

   

 今回は自民党1強時代が終わった日本の政治について、長く政治記者として官邸クラブ、平河クラブ、霞クラブなどで自民党政権、民主党政権を間近に見てきた小野氏に、今の日本の政治の在り方や政治家の現状とその理由について、独自の視点から分析して頂きました。

 まず初めに、まだ解決されていない埼玉県八潮市の道路陥没事故を例に、日本の下水道の現状や下水管工事が進められた当時の状況について説明して頂き、それが日本の現状とどのようにリンクするのかについてお話し頂きました。

 次に1,867年に大政奉還、王政復古の大号令以降、日本の政治がどのような形で進められ、どのようなリーダーが出てきたのか、何が転換期となって改革が進んてきたのか、歴史を紐解きながら日本政治の成功と失敗について図解し、現在の政治はどんどん劣化、硬直化しているのという見解を述べられました。

 理由の1つ目としてあげられたのが、政治家の世襲であり、国会議員のうち過去の世襲議員の割合と現在の世襲議員の割合を比較、また総理大臣経験者の世襲割合を比べ、そのメリットとデメリットについてわかりやすくあげて頂きました。

 理由の2つ目にあげられたのは、国会議員の高齢化と女性議員の少なさであり、先進各国の政治家の状況と比較して、日本の政治家の現状についてお話頂きました。

さらにそのような中で2025年は巳年選挙として3年ごとの参院選と4年ごとの東京都議選が行われる節目の年であり、日本政治が転換期にきていることを強調され、注意してみておくポイントなどについてご説明頂きました。

質疑応答は今の石破政権に関する質問が多く、日々取材してきたご経験なども交えお答え頂きました。

参加者  今回19名の方に参加して頂き、NBクラブにて開催致しました。

懇親会  研究会終了後、引き続き懇親会を行い21時まで自由に歓談して頂きました。

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